4/20。夜。引き続きバラナシにいる。

夕方、本屋さんを探して歩き回って見たのだが、意外と見つからず、ふらついてるうちに暗くなってしまったので面倒臭くなって飯を食って帰ってきた。

日本でパスタを注文すると、よくスプーンとフォークが一緒に出てくる。ぼくはスプーンの上でパスタをくるくると巻いて食べるのが好きなのでそういう店ではいつもそうやって食べるのだが、前に同席してた友人から「イタリア人はそんな風にして食わへんねんで」と得意顔で言われた事があった。
その時ぼくは腹が立って「知るかボケおれは日本人じゃ」と猛然と言い返したのだが、あれに対するもっと適切な言い返し方を思いついた。
次回もし同じシチュエーションがあったら落ち着いてこう言おう。
「じゃあ君はインド人みたいにカレーを手で食べるのかい?」
さっき晩飯のカレーを手で食いながらそう心に決めた。

宿に戻ってきてまたシタールの練習。
今日のレッスンはちょっと難しかったのでしっかりと復習せねば。

4/21。7:00起床。
雨が降っている。ちょっと肌寒い。

朝から一人でまたシタールの練習。
昨日までに習った全ての練習メニューを一通り復習。

昼、近所のJYOTI CAFEという食堂でCHOUPSEYという料理を頼んでみた。インド風あんかけ揚げそばみたいなだった。野菜たっぷりでありがたかった。
この食事中でかいウシが食堂内に侵入してきてビビった。従業員がパンを与えて外におびき出してた。どうやらパンをもらうのが目当てだった様子。

その後散歩がてら書店を探して歩き回って見た。いくつか書店の看板を見つけたけど全部閉まってた。日曜日だからかな?

そして途中酒屋をみつけてちっちゃいウイスキーを購入。
夜、自室でひっそり飲もう。バラナシのガンジス川流域では宗教的理由で酒はタブーらしく、なかなかおおっぴらには飲めないのだ。

2時間ほど歩いて帰宿。いい運動になった。
これからまたシタールの練習。

19:00。腹が減ったので食事へ。
宿から徒歩数分のSPICY BITESレストランという店でチキンビリヤニを食った。
あんまりうまくなかった。そして炭水化物ばっかり食ってるせいか体が重い。

食後しばらくぶらついてから宿に戻って、今からまたシタール。20:03。

21:00。指が動かなくなってきたので練習を切り上げ、昼間に買ったウイスキー(180ml200ルピー・400円ぐらい)をちびちびと。意外とくせがなくて美味い。

しかしこっちの宿に移ってから全然話し相手がいなくなってしまった。
いや、宿のせいというより、部屋にこもってシタールばっかりいじってるからだな。

まぁでもここは選択と集中。
僕はシタールを選んだのだ。

4/22。5:30起床。
イヌの遠吠えで起こされた。

せっかく早起きしたので朝日を見に行こうと思ってガンジス川へ。
しかし残念ながら曇っていて朝日は見れず。
そして半袖短パンで行ったら寒かった。
沐浴してる人たちめちゃいっぱいいたけど、寒くないのだろうか。

午前中はずっとシタールの練習をして、12:30ごろ外出。書店へ。
シタールの教則本を2冊購入。2店巡ったけど、シタールの作り方の本は見つからず。大学の図書館にでもいけばおいてあるだろうか。

15:00。シタールのレッスンへ。ちょっとずつだけど明らかに上手くなってきてるのがわかってうれしい。そしておみあげ用に笛も購入(150ルピー・300円)。

シタールレッスン後、宿に戻ってリビングルームに行ったら日本人男性二人と遭遇。しばらく喋ってそのまま三人で夕食へ。
近所の僕の行きつけになりつつの店でタンドリ風チキンという名の鳥の唐揚げを食した。思ってたタンドリチキンとは違ったものが出てきたが、うまかった。複数人いるとこういうものが食えてうれしい。

そして宿に戻り、一人の方が持ってたキングフィッシャーというビールをご馳走になった。これも美味かった。やっぱ旅先で飲むビールは格別。

眠くなってきところで僕は失礼し、自室へ。
今日はあんまりシタールの復習せんかったから、明日ちゃんとやらんとな。
22:31。